小学生ブルマ

小学生ブルマこそ、私のブルマの想い出そのものである。今にして思えば、私が小学生時代に目にした女子生徒達のブルマ姿だけが、その最初で最後の想い出となっている。ちなみに、私の中学生・高校生の時代は男子校での日々だった。それも寮生活であり、女子にはトンと縁のない時期であった。
現在、愛好家の間に普及しているブルマのイメージは、おしりにピッタリ・ムッチリタイプのようだが、私の小学生当時のブルマはいわゆる「ちゅうちんブルマ」と呼ばれる、ふっくらタイプのものだった。

過日、テレビ番組でブルマの特集を目にした。昔のブルマ（ちょうちんタイプ）の写真を今の若い人に見せて感想を聞くという企画で、若い人いわく、はずかしい・・かっこ悪い・・云々とのこと。それを見ていて、､昔流行ったパンタロンのジーンズを思い出した。これもきっと今の若い人にはかっこ悪いと言われてしまうのだろう。

小学生時代のブルマといえば紺のブルマに決まっていた。紺色こそが学校ブルマだった。男子が白のトレシャツ（トレーニングシャツ）と白のトレパン（トレーニングパンツ）で白一色であったのに対して、紺のブルマは体育の授業や運動会での、女子の象徴であった。女子対抗の演目などでは、グラウンドはそれこそブルマばたけ（畑）と化し、今の愛好家連にはよだれもののシチュエーションであったことは間違いない。

体育の授業が有る日は、女子の多くはスカートの下にブルマを穿いて登校していたと記憶する。さらに、これは男子と同じ、上着に白のトレシャツを着用し、その上からカーディガンなどを羽織っていたように思う。こんな日は、おバカな男子によるスカートめくりや、階段での仰向け寝は見られなかった。そして放課後、きまってブルマとトレシャツ姿で鉄棒に興じる女子たちが見られた。

ブルマ発祥の地はアメリカで、上流階級の運動着として普及していったという。本国では大人がしっかりブルマを穿いていたということだ。ところが日本では・・学校の女の先生がブルマを穿く姿は記憶にない。あくまでも、愛らしい？女子の制服としての位置付けであったのだろう。しかし、仮に穿く女の先生がいたとしても、当時ならＯＫだったか・・微妙な問題だ。アメリカでの発祥当初、そもそもウーマンリブの先駆けのような登場のしかたをしたブルマは、従来の感覚からはハレンチであるとの評価が下されていたという。日本ではなおのこと、ヒンシュクものであった公算は高い。それでも穿いた先生はいたのではないか・・そしてブルマ先生としてローカルヒーロー扱いされていたのかもしれない。ほんとのところどうだったのか？おしえてブルマ先生！といったところだ。